優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

風の吹く夏の日

ぎりぎりで

ここまできたから


よくなったこと

うれしいけれど

今までの時間

わがままばかり

悲しいよ


ちいさな愛だけを

あやまるしか

できない


理想から

かけ離れた現実

それでも

生き抜くんだって

決めた日から


悲しみ

もがいて

みえてきた

ちいさなしあわせに

感謝する


箱の中

すこし明るく

なればよいよ


のぞいてみて

ほっとできるもの

いつか

つめられたら


落ち込んだ

風の吹く夏の日

元気のなかったセミが

鳴き始めた