優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

違う姿

まだ汗ばむぐらい

暑い日もあり

夏のようなを

思い出すけれど


風は澄んでいて

セミの音でない

虫の音がして

季節は

時間は

進んでいる



わからず屋の気持ちを

説得しながら

今年の夏を

アルバムに収めて


しっとりと

雨が降るのを

猫と寄り添って

眺めていると


わたしの嫌いで

焦って逃れようとした

孤独感が

不思議に

遠ざかっていく



内側から

じんわり

あたたかくなり


同じ時の

同じ幸せで

いっぱいになる



置き去りにされた

気持ちは

忘れられるね



ここまで

こられたこと

喜びにして


いままでとは

違う姿

追いかけてみよう