優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

おまんじゅうと父

 

父の友達の

おまんじゅう屋さん


おいしくて

みんなに

自慢したりした   


子供の頃から

おまんじゅうがすき


小さな小さな

芸術を

わかっていたのか

いないのか


父にも

父のお友達にも

あえなくなったけど


おまんじゅう屋さんを

通るたび


優しくて

きちんとした甘さを

探してしまう



父と

おじさんが

教えてくれたこと


わたしは

守ることが 

できていただろうか


お正月には

おまんじゅうを

伝統的な

おまんじゅうを


父とおじさんは

きっと

笑ってくれる