優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

しだれ梅



朝のあたたかさは

おひさまのおかげ


帰り道の

曇り空のしだれ梅は

つめたい風にゆれていた


だれもいない

梅の木々

震えながら

うつくしさを

独り占めした


こんなに近くで

こんなに咲いている梅は

初めて愛でる


光が恋しいけれど

静かな

濃い色の梅も

深い味がある


なぜか急いでしまった

梅に圧倒される

今度は

もう一度ゆっくりと