優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

雨のあとの夕暮れ



雨が上がって

光が戻って


洗われたものが

はっきりする


長く感じた

重い空

冷たい水の世界


あたたかくなるのを

じっと待っていた


考えることが

よい方向に

かわることで


時間を

やさしく感じる


いつもは

ぼんやりする夕暮れ時

たしかな

手応えをもらって

背筋をのばして

ながめた