優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

本の続き


本当ばかりだと

信じていた


違うことも

あるのだと

気がついたとき


すべて

枠の外に

おいてみた


急いで

忘れて

浅いところで

精一杯の呼吸


苦しみも

悲しみも

ちいさな

優しさの隣で

のりこえた


すべてとは

いえないけれど

本当は

あったのかもしれない


かたくなっていた

思い出の本が

ぺらぺらと

めくれて


深いところに

あたたかいものが

流れ込む


信じたことで

見えた大空は

澄み渡るブルー


本の続き

誤字にきをつけて

青空が多い

明るい色がいい