優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

のびのびなら




不安をかかえながら

小さな花の種を

まいた


好きという気持ちは

わすれていて

義務になっていた

むしろ

苦しかった



こんな気持ちで

花は咲いてくれるのか


何でもないことが

のりこえられなくて

逃げたくて

やはり向き直って

もどかしい日々


暖かな春がきて

素朴な花が

笑うように

咲き出した


小さいのに

力があって

励まされる


動いたことの

結果が出る


うまくはないけれど

心がふるえて

幸せになる


嫌いになりそうで

やはり好き

のびのびなら

もっと好き