優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。


捨てたかった写真
一緒で
笑っている私だけが
悔しかった


忘れた頃
母が
大切にしなさいねと
あの写真を
差し出して


離れた思いが
くっつくの


わかっていたのか
祈っていたのか


母には
嘘がつけなかった


母の愛を
心の奥で
求め続けて
苦しんだ


もう
母は自由で
楽しんでいる


私との思い出も
一緒に
嬉しがってくれる


今はそう
信じられる