優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

夢色の紐


深くから
じわじわと
あがってくる熱


ほそいなにかを
通って
つめたくなった空気
あたためる


岩に囲まれた
光は
長い間
鍵と鎖で
閉ざされていて


開けられたのは
夢のお告げ
闇から
救われる


忘れられていた
約束
もう一度


澄みわたる空
心に描いて


きゅっと結ぼう
夢色の紐
ほどかないで
ずっとそのまま