優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

母へお花


毎年

お花を贈っていた日


母がすきだった

また咲くお花

冬の花


こちらを

見てほしくて

あきらめて

すこし

ひねくれたわたし


お花の前では

お互い

素直で

いられたね


華やかなお花を

よろこんでくれて

かわいがっていた


母の笑顔

やっぱり

好きだった


いまなら

いえるなんて

おかしいよね


送り先のないお花

母を思い

玄関に飾った