優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

雪の朝


積もる雪
いつもより
明るい夜明け前
目覚めて
いそいで準備


歩く
道をつくり
雪だるまを
飾った


寒さに
負けないで
いられたことが
うれしかった


ゆっくり昇る光
オレンジが
まぶしい


何かの目覚め
使命を感じて
刻む一歩
かたちになる


あつい手の先に
さらさらと
つめたい雪
もう触らぬようにして


上がっていく日と
輝く白
できるだけ続けと
今を急いで刻んだ