優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

あのときの言葉

ぐっとくる


この瞬間を

のがさない


こころが

喜んだ


なににも

かえられないもの


わたしより

先に

わかっていた人


今ごろ

あのときの言葉

生きてくる

遠いあこがれ

強くて

やさしくて

静かに光る

正義


みんなを

守り

わたしも

そのひとり


あこがれても

すぐわからなくなるほど

遠いけれど


約束ごと

かたく

きつく

結んで


さわがないよう

そっと

たのしい音

ゆかいな話し

耳を傾けてみよう


誰かの笑顔

薄暗くて

冷たくて

もう出られないと

思えていたよ


なんとなく

力を振り絞って

細い一筋の光


めざして

動いてみた


古い

眠っていた記憶

つぎつぎ

よみがえってきて


箱の隅

探してみると

呪文のような言葉


声に出して

となえてみた


苦しみが

薄れて

心に清々しい思い

うまれて

明るさが見える


ぴかぴかと

ちいさな輝き


誰かの笑顔

怒っている顔

やめたくなる魔法