優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

啓蟄に

虫たちが

穴から顔を出す日


強い風もやんで

おだやか


すこし草花も

元気になってきたね


ぴかぴか一番

てんとう虫

いそがしく

動き回っている


これからわたしも

活動的に

なれたらよいな


春を探しに

わらう

おひさまと

なかよしに


春の雨

欲しいもの

ばかりで

すこし

無理をしていた


がんばれば

手に入れられたかも

しれないけれど


ほんとに

欲しいもの


ほんとに

大切なもの

守りたいから


よく考えて

よく選んで

じっくりと


始まりの

強いエネルギー

春がいつからか

すこし怖い


やさしい花に

ただ慰められた日が

よみがえる


悲しみは

幸せの材料になった


すぎてしまえば

感謝できる


あたたかい

春の雨

きみの涙

忘れない

今のまま



ずっと

やりたかったこと

できているしあわせを


すこし

わすれて

ちがうもの

求めてしまっていた


違うものは

なかなか

手に入らず


あれこれ

うまくいかなくて

ふと気がつく


欲張ると

すべて

なくなるかも

しれない


あたえられた分で

まんぞくして


笑顔を

しっかり

うかべながら


あたたかな光

喜んでいこう