優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

山茶花と母

山茶花の近く

もう咲き疲れたかな

それでも

まだきれいだよ


在りし日の母

思い出す


わたしとは違って

おしゃれだった


母の美を

心に残していたい


すこしは

おしゃれしてよ


言われて

少しでもと

さっぱりしてみる


女の子なんだから


母の口癖だったのに

なかなか

自分を飾れなくなって


母の好きな

私でいられたら

よかったな


これでもね

がんばっているのだよ


今の母なら

きっとわかってくれる


まだまだ

母への思いが

あふれて

止まらない