優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

根性だったよね

父と過ごした

最後のお正月


まだ歩いていたし

大好きなお酒を

少しねって母に

いわれて

美味しそうに

口にしていた


夏になりすぐ

父と会えなくなるなんて

思いもしなかった


泣いてばかりだからか

ときどき

夢にでてきてくれる


お墓には

父はいないのかも

しれないけれど


お掃除して

お花をお供えして

お線香をあげて

救われている私がいる


時の流れ

悲しみは

複雑になって


でも

父が笑顔になるようなこと

続けてみて


父からもらったもの

誇りに

思うことにするよ


負けそうなとき

根性だったよね

がんばろう