優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

目的地まで

光る雲

いつもよりちいさい


枠に縁取られた

電車の窓から空


ゆられながら

ながめていた


駅で停車

乗り込んでくる人


働く顔

学ぶ顔

支え合う顔

いろいろな人を

乗せて

目的地まで


夢がしぼむ顔は

みたくないよ

最後まで

のぞみつづけよう


負けそうな空気

きりかえして

落ち着いて自分の力


いつか

やりたかったこと

叶うといいね


かなしい顔が

応援の言葉ひとつで

はれになる


いろいろな思い

しずかな願い

切符をにぎって

どこまでも