優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

ちいさな古い傷

ひとつしかない

大切に

古い傷


時とともに

ちいさくなった


なくならないのは

忘れないためなのかな


いろんなことを

考えてしまうけど


何事も

良いながれに

つなげてみたいよね


守るのはわたし

力一杯

奇跡のうた

待ち続けて

これからも



道がある


わからない
けれど
立ち止まることは
できなくて


ゆっくり
動き出す


退避したつもり
だったけれど


止まっているものなんて
ないのだと
知らされる


いつも前に
ありだけの私で


冷静になって
澄んだ瞳
無駄のない指令


そこには
いつも道がある

ずっと大切に

暗闇に

うずくまるしか

できないときも


わずかな希望を

支えにして

乗り越えてきた


明日も同じとは

限らない


動かない

重い固まりが

とけだすかもしれない


遠くの夢が

すこしだけ

微笑んで

くれるかもしれない


完璧を

求めすぎて

苦しめた


欲しいものを

変えたとき


やわらかで

じょうぶな

思いがうまれてきた


守りながら

ずっと忘れないで

大切に