優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

網戸にセミ





網戸にセミが

やってきた


笑いかけると

ちいさく

鳴き始めた


もっと

わらってると

大きな音に

してくれた


耳が

部屋が

セミの鳴き声でいっぱい


いつまで鳴くのかな

どまどっていると


何か言いたげにして

飛び立っていった


おもしろくて

そのまま

しばらく笑顔が残った