優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

猫のぬくもり

寒がりな猫が

選んだのは

めずらしく

私の片膝


バランスをとって

丸くなって

座り込んで

離れない


くっついたところの

ぬくもり


私の焦りを

吸い取って

とかしてしまった


こんな時間

大切にしたいよ


余裕が持てなくて

バタバタ

自分のことばかり

かんがえていた


猫も

近寄られなかったのかも


猫のきもちで

気がつくこと


考え事

高速回転していたのが

普通にもどる


こんな日も

あってよいのだ

そう思えた


しばらく

しずかに猫と

あたたまった