優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

タンポポ色のコート

明るい日差しに

誘われて

コートを忘れて

急いで

出かけた



日だまりが

負けてしまうほど

つめたい風が


通り過ぎては

わたしを冷やしていった



あたたまるのに

あたためるのに

時間がかかる


つめたくなっても

また、あたたまり

始められる


今度は

タンポポ色のコートを

着ていこう

もう寒くないように