優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

空を花を


どうにも
ならない
こともあるのだと


わからないで
どうしても
怒りを
押さえ
られなかったとき


父が
シュークリームを
差し出して
悪く考えるな
と苦笑いした
あの日


厳しい父も
なぜか
激しいわたしに
戸惑っている
みたいだった


父のくれた愛
ひとときでも
踏みにじったこと
後悔する


何もかも
知ったような錯覚の
誤りに
ほんとうに
気がつけたのは
まだ記憶に新しい


ちいさくて
つめたい場所で
しばらく反省


とげあるものが
まるく
やさしくなるよう


友達が
増えて
賑やかになるよう


祈りながら
気持ち
和やかにと
あれこれ押さえつつ
空を
花を