優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

本の扉

バス停を降りて

すぐにある

商店街の本屋さん


中学生のとき

毎週出掛けていた


時間があると

本をいつまでもながめて


お小遣いで

手に届く

好きな本を買って出た


自分の好きな本を

聞かれて

なぜか

言えなかった


ちいさな気持ちに

あふれてた思い

自信がもてなくて

ふるえていた


自慢など

する必要

なかったのだよ


また本を好きに

なりたい


わたしが

すきなら

好きになれるなら

それでよいから


ゆっくりでも

むきあってみたい


閉じていた扉

やっと

あけられて

まぶしい光

わたしの喜び