優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

霜の朝

霜が降りて

真っ白な朝

サクサクと足元

なにもかも凍っている


冷たさが

スッキリする

すべてを歓迎して

いつもの場所へ


光をみにきているのかな

人の気配



この景色は

みんなのもの


帰り道

早起き鳥が

赤い実をつまんでいた


咲かせたまま凍った

花壇の花

寒いのが得意なのか

すれ違う猫


静かにゆっくり

目覚めはじめる朝


ぼんやりとした私が

シャキシャキに

一瞬変わる


つめたくなるまで

外にいて

寒がりなのを忘れていた


オレンジの光は

白くなって輝いていた