優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

取り戻して

寒くて

眠くて

がんばれなくて


ふと

受験生の頃

思い出す


夜型だったけれど

暗闇が不安だった


なかなか

決まらない進路


あこがれた

学校には

入れないこと

決まってしまったし


もう

どうしたらよいか

わからなくなっていた


自由登校になり

家からでなくなった


友達が

よく

電話くれて

うれしかったけど

すこし悲しかった


ぼんやり

南側の窓の光を

ながめたりして


日差しが

明るくなって

きていて


こころが

やわらくなった


残った試験まで

すこし

勉強に

集中できて


わたしにも

春が来た


はじめての

大きな挫折と

小さな復活


人生いろいろ

あるのだよね


それでも

取り戻して

地道に行こう