優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

憂鬱の隙間で


やはり
梅雨入りの
知らせ


ひさしぶり
よく降っている


やさしくなった瞳の絵
こころに
うつして
やわらかくなる


雨の前の早朝
蝶をやはり
眺めていたよ


恵みの
おだやかな雨を
きょうはなぜか
待っていた


すこしの
憂鬱を許して
隙間で
思い描くこと


不器用な想い
いつもとは
ちがう雨の空色に
隠さず
はっきりと
言葉に変えた