優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

わたしのすきなもの

自分のものは

好きなものを


父や母の

お気に入りだったものや

わたしの

心が喜ぶもの


誰かのものは

誰かが好きなもの


わたしと

同じだと

うれしくなる


違ったなら

わたしは

黙っていよう


素朴が

ジンとする


てんとう虫

オオイヌフグリ


あたたかい

お日さまに

感謝


ちいさなもの

わたしの

となり

誰かと

何でもない話


わたしは

ちいさなものに

夢中で


戸惑う空気に

大きなもの

懸命に

想像して

無口になる



はっさくを

むいた後だった手のひら

鼻につけ

すっぱいかおり

残るの

吸い込んで


ちぐはぐな時間

悲しくても

すこしやっぱり

うれしくて


ひとりになってから

こみあげる笑い

こんどは

おしゃれな話

選んでみよう


知らないわたしへ

よく晴れている

まるいお日さま

まぶしいよ


今日は

土の穴に隠れていた

てんとう虫を

しばらく

ながめていた


モヤモヤするもの

髪についた嫌なもの

すこし頑張って

切り落としてきた後

さっぱりした


わたしを

もっと

変えてみたくなる

わたしを

急がなくてはと

思えてくる


こんなに

ちいさくて

できること

あるのかな

不安だよ


大きな堅い人が

教えてくれたりする

新しさ


とまどっても

じっくり

覚えて

知らないわたしへ