優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

タンポポ色のコート

明るい日差しに

誘われて

コートを忘れて

急いで

出かけた



日だまりが

負けてしまうほど

つめたい風が


通り過ぎては

わたしを冷やしていった



あたたまるのに

あたためるのに

時間がかかる


つめたくなっても

また、あたたまり

始められる


今度は

タンポポ色のコートを

着ていこう

もう寒くないように

あたらしい一歩


歩き始めた

新しい道


見える景色も

新鮮で

心が動いて

落ち着けないよ


新しい朝が

待ち遠しくて


早く目覚めては

夜明けを待っている


あの時立ち止まっていた

懐かしい場所は

もう違った色に見えるよ


心配をかけたから

待たせてしまったから


おもいきり心を込めて

楽しい話をするね


元気な顔で

会いにいくね