優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

しみじみ秋




離れたハート

大切にしてるもの

違ってしまった


肩に抜ける風

つめたい


歩み寄るため

手放そうか


思いきってと

踏み出すけれど

わたしも

守られているのかな

進めない


さびしいところは

もう隠さないでと

同じ仲間と

不思議

集まる笑い


咲き終わったひまわり

虫の住み替え

わたしの腕に

ぶら下がるかまきり

飛び上がるてんとう虫


戻っては来ない

やさしさもあり

変わらない

約束の場所もある


理想と

現実


夢と


握りしめるものは

間違えないで


見えてくる愛

しみじみ

あたたかな秋


ただ憧れて

逃げては

ダメだと思ったけど


冷たくて

痛くて

速くて

無理だった


帰って来て

しまって


伸びやかに

戻ろうとする力に

安心と

安らぎ


ちいさな絵

好きな色

眺めながら


窓のカーテン越し

やわらかな光り

膝の上の猫のぬくもり


静かな思い

少しだけの熱意

遠い遠い異国

ただ憧れて



遠くから

触れては

いけないこと

何度も繰り返しても

わからなかった


つかもうと

荒れたところを

無理に進んだけれど

できなかった


遠く離れてみて

はっきり

見えてきた美


幻想的で

きっと

みんなを

幸せに

豊かに

しているんだ


さびしさや

かなしさを

一掃する光


おだやかに

しずかに輝いて


わたしの汚れ

おもいきり

磨くよう

教えてくれた