優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

一生懸命


ひとりだと

あきらめていると

近くに

愛がやってくる


うれしくて

笑顔になると

またひとりで

がんばる道ができる


ひとりなような

ひとりじゃないような


よくわからない毎日は

弱くて強くて

不安定


バランスをとりながら

うまく生きる


ひとりなときも

いっしょなときも

大切なのは

自分らしさかな


迷わないでいたいから

遠くより

近くの景色

楽しむつもり


わたしには

わたしの一生懸命がある

押し花


古い日記に

ビオラの押し花を

見つけた


かわいく咲いたから

手紙と一緒に

届けたかったのだね


手紙をもう一度

書くことが

できなかったよ



今の気持ちも

押し花だ


色あせた花は

すこし小さくなっても

ずっと咲いている


みずみずしさは

ないけれど

確かに

咲いたことを

刻んでいる


もう一度

香ってくれないかと

眺めた後


笑って

ページをめくった

小さな勇気


勇気がちいさくて

声も出ない


用意していた言葉が

逃げるように

どこかへいってしまった


やっと言えた

他の言葉は

ほんのり水色


もう一度繰り返して

言えた気になってしまった


隠れた言葉は

やっと帰ってきて


心の中だけで

しばらく

響いていた