優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

元気な秋を

私だけの

変な自信

取り消した


すこし

ぐらつくけれど

辺りの景色を

ながめながら

すこしずつ


ちいさな生き物に

挨拶してみたり

おおきな空に

笑顔をおくってみたり


憂鬱や

悲しみも

和らぐ

幸せな時を

いっしょに


好きな服と

好きな髪型と

好きな声と


好きで一杯な

嬉しい元気な秋が

よいよね


今朝の秋いろ

朝なかなか

めざめられなくて

いつもより

遅れたスタート


焦るより

開き直っていたら


窓の外から

赤色になった雲が

飛び込んできた


今しかないと

走って外に出て

おおきく、こころに刻んだ


雲の流れが早くて

家の中に戻ると

赤色はもう

隠されていた


すこし

ひんやりした空気

空も夏から秋へと


流れていく時間に

身を任せて

今日、今を

背伸びしないて

生きて

謎の幸せに

感謝してみる



自然の音と

秋が見えてくる

涼しい雨の日


無邪気に

戻りたくなるけど

もう無理だと

知らされる


わたしを

小さく

冷静に

整えて


ここから

前に進めなくては


悲しもうかと

していると

ほんとうのやさしさが

近くにやってきて


やわらかくなり

あたたまる


時はしあわせへと

流れていくのだよ


涙はもうかわいて

雨もひとやすみ


セミはどこへ?

耳をすませてみると

ジョウビタキが

やってきていた

虫のかすかな音色


自然の音のなか

もっとよいこと

呼んでみよう