優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

水田にひかり

風で波打つ水田

二毛作で

田植えはもうすぐ


水が広がる景色に

ときめいて


空のひかりと

もうひとつ

水のなかのひかり

朝の静けさ

梅雨の空


快活な朝

うれしい便り

わたしの今日の

力になる


ゆっくりに

なってしまったけど

なんとか

今日の一歩


すすめられて

よかった


明日も朝のひかり

祈りながら

毎日希望を胸に


本の扉

バス停を降りて

すぐにある

商店街の本屋さん


中学生のとき

毎週出掛けていた


時間があると

本をいつまでもながめて


お小遣いで

手に届く

好きな本を買って出た


自分の好きな本を

聞かれて

なぜか

言えなかった


ちいさな気持ちに

あふれてた思い

自信がもてなくて

ふるえていた


自慢など

する必要

なかったのだよ


また本を好きに

なりたい


わたしが

すきなら

好きになれるなら

それでよいから


ゆっくりでも

むきあってみたい


閉じていた扉

やっと

あけられて

まぶしい光

わたしの喜び


いつも平和

わたしの考える

しあわせと

君が考える

しあわせは


おなじではないから

ややこしくなるね


おたがい

ちぐはぐで

すれ違いながら

悲しくて


同じしあわせは

見つかるのかな?

いつまでも謎だよ


それぞれの

毎日に

おとずれている

喜び


君の笑顔

わたしの願い


日常の

動きを眺めながら

何かつかんで


それで

わたしは

救われているよ


追い求める先に

いつも

平和と

祈っている