優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

澄んだ色

赤いオレンジの

大きな

日が昇る

ゆっくりと静かに


ねずみの

すっきりと

しない空だから

余計に

心引かれる


まちがえを

直す決意

あたらしい気持ち

始まる一日


迷いながら

見つけていく答え

澄んだ色を

探してみよう


雪に負けた花

負けなかった花


強く

ひたすら

なんでもなく

笑って


力一杯

生きてみよう

雪の日も




青空と雪に

ほっとする


止んだ雪

明るい雪景色


いつも眺める

木蓮は

つめたい重み

持ち上げて

力強く光っている


ゆっくりと

とけていくまで

つめたさが

ぴったり

くっついても


あたためすぎては

いけないんだ

つめたい冬が

必要なんだ


美しい花が咲くまで

長い物語

毎日は

晴れの日も

雨の日も

雪の日も

雪と



雪の清

朝一番の

静けさと


なにもかも

白色で

細かいことが

わからなくなる


歩いた道を

振り返り

立ち止まって

空をあおぐ


色のある世界

ひかりで

照らして


愛情を

あたためてみたい

つめたくならないうち

もとにもどろう