優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

たどり着いたところ



動いている気持ち

かわっていく心


いつも

懐かしい場所で

立ち止まって

変わらないもの

さがしてしまう


冬の風に

吹かれて

凍える思い


もう戻らないこと

通りすぎたこと

あきらめたこと

ちがう夢を

叶えてみよう


大空冬空に

糸の雲がやってくる

ゆっくり

しあわせを

つかんでみたいね


たどりついた場所

寒さにつよくなり

必ず花をと

願っている

雲とひかり




雲の端を

ひかりをまちながら

ながめていた


あのとき

くるしさから

逃れられたのは


くらい雲のなか

希望のやさしい日が

ぼんやり

うかんだからだった


つよすぎて

破れた一直線の思いは

修復しながら

やわらかくなり

ほそく

しなやかに変わったけれど


こころの底は

あついまま

勇気の降る空を

望み続けている


わき上がる思い

かたちにして

繋がる明日

よいことばかりと

信じている

慌てん坊なサンタ



サンタの物音を

聞いたことある


やさしい空気

わくわくする匂い


ねむいのと

秘密を守るため

目を開けなかった


クリスマスが来るたび

サンタはいるんだなあって

思う


透明な鈴の音

ひかるクリスマスツリー

みかんのケーキ

慌てん坊なサンタは

来なくなったけど


たくさんの思い出は

あったかいな

忘れないよ