優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

日向にて

外に出て

すこしひんやり


日差しは

じゅうぶん

明るくて


悪いところ

とけてしまわないかと

光をあびる


からだのなかに

めぐるもの

感じながら

今をみつめた


長いこと

考えたこと

答えは

みつからないまま


つらいところと

いっしょ

なげださないで

いよう


新鮮な思い

ふと

わいてくる


やさしい

やわらかな風

重く沈んだもの

すこし軽くなり


なりたかったものと

ちがうわたし

許して笑いかけた


空と希望を

これから

どうするのだろう


描いていた絵

夢を見すぎていた


わからないこと

不安


でも

自分で考えて

自分で決める


失望しても

次に

希望を


ゆるやかな母の声

思い出し

空を見上げて

素直なうた


力合わせて

ぴりりと

張りつめていたもの


逃れて

楽になりたかった

のだろう


崩したもの

元通りに

なるのかな


今ごろ

気がついて

焦りだす


自由に

憧れたけれど


風が強すぎて

冷たすぎて

寒すぎて

無理だったよ


あたたかい場所は

すこし窮屈だけど

力あつめ

力合わせ

綺麗な空気

呼んでみたい