優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

ひたむきに


知らないところ

とにかく

動いて

迷子になった


遠くまで来ている

なきながら

道を探す


さ迷いながら

考えながら


戻る道より

進む道


わたしが目指したもの

思い出してみる


古い手紙

喜びの返事

変わるわたし

変えない部分


つめたいなか

やわらかな

光りに助けられ

落ち着きを

取り戻す


進む道

ゆっくりでも

確かに


迷ったこと

忘れないでいて

希望とともに

ひたむきに

冬の風



すんなりできるときと

なかなかできないときと


とにかく

作ることが目標で


よくできたらとか

欲張りは

やめてみる


逃げたくなり

ほかのこと

ためしてみても


定まらなくて

ふらふらして

いつしか

もとに帰っている


からだが痛むのも

わすれるぐらい

打ち込めて


とにかく

うれしかった


やりがいと

生き甲斐と

あこがれを

忘れないように


わたしのところ

ふきわたったつめたい風

あたたかいものに

くるまれて

冬だからと

負けない決意

立ち上げた

ほわっと



凍る朝を
少しながめに出た


ざくざくとした土を
ふみしめて
かじかむ手を
あたためながら
あたたかい色の
光を待った


なにかつかめきれず
帰る


つめたいまま
いつまでも
考えることばかり
前に
進めないでいる


まっすぐな
素直な目で
こちらをみていた子猫


やっと気がついた


気持ちを
やわらかくして
いつものわたしに
もどってみる


嫌なことを
乗り越える力
湧いてきて


不思議
何か汚れたものを
綺麗にしたくなる


健気
素朴
出会えた喜び
寒さを忘れ
ほわっとした