優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

綺麗な空


ちょっぴり

古風なかおり

そぼくな感じで


あたらしくて

おしゃれでに

あこがれるけれど


変われないまま

変わらないまま


自分より

わたしを知っている人が

いる


強いから

正しいから

わたしは

それでいい


静かに燃えるこころ

ちいさな火を

まもりながら

綺麗なつめたい空を

ながめている

違う花

ふと立ち止まって

花を

だだ見ていた


育てる心配

咲かせた喜び

誰かの笑顔

どこかの花


小さいまま

凍えている

わたしの花


あたたかくなるまで

待つしかない


長い間

大きな空を

見られる

寒さに

鍛えられる


違う花を

咲かせてみよう

ゆっくりと

必ず


サクラ草と母

今朝

母に名前を呼ばれた

気がした


懐かしい声

涙があふれた


しばらくすると

母とよく出掛けた

お花屋さんに

いくことになった


母がいたらよいのにな

空から見ているかな


雪山が近くにみえる

寒くても

かわいく咲いている

おはながいっぱい


母がたくさん

育てていて

鉢分けしてくれていた

サクラ草を選んだ


母が

花がとても好きだったことを

大人になるまで

知らなかった


母の気持ち

わからないままだった


華やかだった母の花を

思いだし

自分のちいさな花に

笑う


さびしがる

わたしの心に

母がお花ときてくれた


そんな気がした