優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

クリスマス色のプレゼント

子供の頃は

サンタさんがくれた

お菓子入りの

赤いブーツがうれしかった


サンタさんがくれるなら

なんでもよかった


今ほしいものは

ちゃんとあるけれど

赤いブーツを見るたび

ときめいてしまう


寒い冬だから

あたたまる気持ち


サンタさんは

しあわせを

たくさん

配るのだね


ほんとうに

ほしいものは

なかなかだけど


クリスマス色の

かわいいプレゼント

もしかしたら

冬の魔法


おばあちゃんからもらったもの



つよくなるよう

しっかりするよう

がんばったつもり


ある日

汚れた鏡を

みがくよう

言われて

悲しみながら

従った


なかなか

磨かれない鏡に

くすんでうつるもの


澄んだこころ

たいせつに

おもう気持ちは

忘れないでいようか


なにもかも

ちがうような

気がしたとき思った


寒くなると

にぎやかに過ごした

おばあちゃんのいえ

わたしに

くれたあたたかい言葉

思い出す


まちがえたら

やりなおして

覚えるよ


おばあちゃんの

おおきさを

しみじみおもう

寒いけど

じんわりあたたまる日

冬のおくりものと


かわいい雲と

輝くお日様と

いっしょに

うつる日


笑顔が

あふれて

たぶん

悩みも

晴れるかなと


長いこと

迷っていた

ちいさな枠


なくなりは

しないのだろうけど


おもいきって

ひろがるように

してみたくて


できること

目一杯

試している


冬が嫌いになる前

寒さより

好きなことばかりだったよ


また

夢中になって

あつくなって

輝けるとよいな


冷たい冬を

忘れて

冬の美を

楽しめるよう


こころも

からだも

あたたかくして


かけなくなった手紙

きちんとむきあって

短くても

へたくそでも

書いてみよう


大好きな

子猫の絵も添えて