優登日の箱の中 ゆうとひのはこのなか

強く優しく生きられる道を探しています。

きれいな色




派手さのない

花が咲くところ


遠くの華やかさには

なかなか

たどりつけなくて


それでも

素朴さ

よいものだよ


今年の春

いつかの春とは

比べないで

新しさ

楽しもう


進んだ時計

かぜによって

運ばれる便り


わたしも今を

しっかり見つめて


飾らないけど

きれいな色を

ひとつ

みにつけてみる

世界もいろいろ

こんなに

晴れていたのに

そらが

青いのに


下ばかり

みていたりしたら

損してしまうね


だれにも

同じ空

おなじだけのひかり


受け取って

はじまる

夢の物語


近づいてくるのは

やさしいふわふわで


だから

できるだけそっと

できるだけ

目立たないように


世界はいろいろ

きれいもいろいろ





白桃の花も咲き始めていました。

古い紫木蓮





古い紫木蓮は

傷つきながら

花開く


あいにいくたび

つよさと

やさしさで

むかえてくれて


わたしは

いつも元気を

もらってきた


花の季節

負けない色で

光って


真似のできない絵を

みせてくれる


ここから

みられるしあわせ

守る約束は

まだ続く